こんにちは、Nanaです。
今回はHSPの私が思う「HSPには福祉職が向いている」という話です。
実際に私は福祉職の経験があるので、実体験も含めて紹介して行きます!
・HSPに福祉職が向いている理由
・福祉職ごとのメリットとデメリット
・HSPで転職を考えている方
・HSPでどの仕事が適職かわからない方
HSPに福祉職が向いている理由
HSPが福祉職に向いている理由は以下の3つです。
②変化に気がつくことができる
③慎重になって取り組むことができる
人の気持ちを理解することができる
変化に気がつくことができる
HSPはよく周りを観察しています。人の機嫌を伺ったりするのが癖になっている人もいます。
そのため、人の変化などによく気がつき、それは福祉職ではとても必要なスキルになってきます。
たとえば、利用者の顔色が違うとか、いつもしているのに今日はしていない、など利用者や職員にとって助けとなる場合があり、事柄によっては命に関わることもありますので、とても重要なスキルです。
慎重になって取り組むことができる
HSPさんは慎重に行動する人が多いです。
実行する前に、こまめにチェックしたり、本当にこれであっているかなどを考えてから動きます。
それは事故やミスを防ぐことに繋がり、とても大切です。
ただ、スピードを求められることも多い福祉職もあり、そういった場面ではストレスを感じたり、周りの職員から「あの人は遅い」など言われることもあるかもしれません。
福祉職ごとのメリットとデメリット
では、具体的にどの福祉職で働くのが良いのか。
職業別にメリットとデメリットを挙げ具体的に解説して行きます。
看護師
まずは看護師です。看護師といえば医療を思い浮かべる方もいますが、福祉の現場でも活躍しています。看護師は、医者よりも患者に近い立場にあり、ケアをする上での観察はとても重要です。
メリット
メリットは、HSPは観察力に優れているため、患者さんの変化や異常に気づきやすいでしょう。また、常に患者さん目線でケアできると思いますし、その様な視点を持つことができるHSPさんは重宝されるでしょう。
デメリット
デメリットは、看護師はかなり厳しい実習などを乗り越えて取得できる資格ですので、取得するまでのしんどさは覚悟しないといけないのはデメリットです。
また取得後も、看護師同士の女社会を生きていかなければなりません。※これは私の経験上ですが、看護師は気の強い人が多ので、そういった気の強い性格の人ともうまく協力して働かなければなりません。
しかし働く環境によっては、うまくいくこともあると思いますので、必ずしもしんどいとは限りません。
デメリット⇨働く場所によっては厳しい女社会を生きていかなければならない
介護士
介護士も看護師と似た部分があり、利用者に近い存在としてケアを行うため、看護師と同様に利用者の変化に気づくことが大切となり、人の観察はHSPさんの得意分野です。
メリット
HSPさんは丁寧ですので、生活支援で必要となる掃除や洗濯なども、隅々まで行き届いているなど、利用者さんに喜んでもらえる質の良いサービスを提供することができます。その為、利用者や家族から信頼されやり甲斐を感じることができるでしょう。
デメリット
介護は人手不足なので、施設などの介護の現場は忙しく迅速さを求められることがあります。
HSPさんは自分のペースで働きたい人が多いため人手不足である状況はデメリットとなる場合があります。
デメリット⇨人手不足のため迅速さを求められることがある
相談員
相談員は「生活相談員」「支援相談員」「社会福祉士」「精神保健福祉士」など様々です。
全て施設や病院などの窓口で、様々な手続きや調整、利用者や家族からの相談支援を行う職業です。
メリット
HSPさんは他者の感情への共感力が高く、「人を助けたい」「役に立ちたい」といった感情が強いため、どんな人に対しても真摯に向き合い、やり甲斐を持って仕事に取り組むことができると思います。他職種や外部の人とのやりとりが多い仕事ですが、HSPさんは誰に対しても丁寧な対応をするため、他職種や外部の人からも好印象を持たれることも。
デメリット
大きなデメリットの一つは、HSPさんの多くが苦手とする電話対応をしなければいけないというところです。初めに説明したように、相談員はその施設の窓口の役割なので、入退所などの電話対応や、家族や他機関との電話のやりとりは切っても切り離せない業務の一つです。
また相談員は、利用者だけでなく、その家族や他機関、他職種と連携して業務をしなければならないため、板挟み状態になることがよくあります。HSPさんは、基本的に誰に対しても平等に接することが出来ますが、いろんな人とのやり取りが多くて疲れてしまったり、色々なことを頼まれたりすると、キャパオーバーになってしまうことも。
デメリット⇨苦手な電話対応や他職種・他機関との連携が多く疲れやすい
作業療法士(OT)・理学療法士(PT)・言語聴覚士(ST)
違いがわからない方もいるかもしれないので、ざっと職種の違いについて説明します。
メリット
患者さんにリハビリを行うにあたり、どのような動作を行うことでその機能が回復されるかを考えながら行う必要がありますが、情報処理能力の深いHSPさんは、どの様なリハビリを行うと回復に近づけるか日々熟考しながら、支援を行うことができます。またその努力が形になり、目に見えて回復していく患者さんがいれば、とてもやり甲斐を感じられると思います。
デメリット
これも相談員と同様に他職種との連携は不可欠ですので、人間関係に疲れてしまう場合があります。
また働く場所によっては、リハビリ環境が整っておらず思うように仕事ができないもどかしさや、思った様に回復できずにいる患者さんに対しても、支援する面での難しさや、やるせなさを感じることもあるかもしれません。
デメリット→他職種連携は不可欠でやるせなさを感じる場面が多いかも
まとめ
繊細なHSPさんは、病気や障害を抱えて日常生活が困難となっている人の手助けをする福祉職に向いていると思います。
今回紹介した福祉職全てに共通して言えることは、
・誰かの役に立ちたい思いが強い為、大きなやり甲斐を持てること
・チーム医療の考えから他職種との連携が不可欠であり、刺激を受けやすく疲れやすい
・福祉の現場はトラブルや事故と隣り合わせで、プレッシャーを感じやすい
ぜひ福祉職で自分の強みを活かせる職業を探してみてください。この記事が参考になれば幸いです。HSPは必ず困っている人の力になれると思います。
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